大師堂
弘法大師像を安置
宝永八年に建造されて、弘法大師像を安置しており、大師堂または御影堂と呼ばれています。特に縁結び大師として尊ばれています。
また、本堂(阿弥陀堂)を建立している間、長きに亘って御本尊阿弥陀如来・脇侍等を安置していたことから、「御仮堂」とも言われています。
棟札には、下記の願文・趣旨が書かれています。
大檀那征夷幕下源家宣公及至国郡都合力
結縁中堂一宇
宝永八年辛卯仲夏大吉辰 敬白
大願主国上寺前住法印隆恭現住法印祐算
安養院
普賢院 萬元
宝珠院 尚春
本覚院 忍戒
注1.宝永8年・正徳元年(1711)国上寺住職祐算は中興五世であり、翌年中興六世泰全となります。
注2.その年、落成間近にして本堂焼失、萬元は再び住職と協力、再建したものが現本堂です。