本堂
此山の高ねを渡るは松風は尊き法の千こえ百声
はるゝと登れはこゝに国上寺無為の都もかくやある覧
国上山生死の海をよそに見て登れは涼し極楽の風
此山の高ねを渡るは松風は尊き法の千こえ百声
はるゝと登れはこゝに国上寺無為の都もかくやある覧
国上山生死の海をよそに見て登れは涼し極楽の風
弥彦大明神の
詫宣により建立
「国上やま苔の岩みちふみならし幾度われはまいりけらしも」と良寛上人が詠まれた国上山国上寺は新潟県燕市国上1407番地に在り、約1300年前になる元明天皇の時代、和銅2年に弥彦大明神の詫宣により建立されました。
本尊は上品上生阿弥陀如来であり、行基菩薩の御作として伝えられており、聖武天皇のお后である光明皇后より奉納されました。その時以来、北海鎮護仏法最初の霊場として信心のよりどころとなっております。
本尊のご開帳は12年に1度の貴重な行事で、昔から新潟や、とりわけ地元では「今年は子の年、国上の開帳」と謡われています。
(令和3年秋に延期予定としていた御開帳は、再延期することになりました。次回は2026年を予定しています。)